自然公園
福島県内の自然公園(その10)…勿来県立自然公園・磐城海岸県立自然公園
今回は、いわき市にある「勿来県立自然公園」と「磐城海岸県立自然公園」をご紹介します。
歌人や文人がこぞって使った「来るなかれ」の地
福島県の最南端に位置するいわき市勿来(なこそ)から小名浜に至る「勿来の関跡・勿来海岸地区」と、田人地区の「仏具山(ぶつぐさん)・四時川(しときがわ)地区」を合わせた「勿来県立自然公園」は、1951年に指定されました。
「来る勿れ(くることなかれ)」の意味を持つ勿来には、奥州三古関の一つとされる「勿来の関」があります。ここは平安時代中期以降の和歌の歌枕としても知られる地。「吹風をなこその関と思へども道もせに散る山桜かな」と詠んだ源義家をはじめ、小野小町や紀貫之、和泉式部、西行法師など数多くの歌人・文人の作品にも登場しており、人々の憧憬を誘いました。
江戸時代には磐城平藩による桜の植樹や勿来の関跡としての整備が進み、宿場町も形成。徳川光圀や吉田松陰らも訪れており、勿来はいわき市南部の観光の拠点として発展しました。
現在の観光の中心とも言える施設が「いわき市勿来関文学歴史館」。この地にゆかりある文学・歴史資料や江戸時代の宿場町を再現した空間などの展示で注目されています。敷地内には歌人たちの歌碑・句碑をたどって散策できる「詩歌の小径」、寝殿造の建物が目を引く学習施設「吹風殿(すいふうでん)」なども点在。600本の桜が出迎えてくれるお花見広場もあるので、ぜひ花の季節に訪れてみてはいかがでしょう。
また勿来と言えば、県内随一の広さを誇る遠浅のビーチ「勿来海水浴場」も人気のスポット。白砂と海のコントラストが美しい浜辺なので、眺めるだけでも開放感に浸れます。
小名浜漁港の沖合約250mには、高さ約30mの「照島」という小さな島が浮かんでいます。断崖絶壁の照島には、毎年11月頃~翌年の4月頃まで渡り鳥が飛来。中でもウミウの生息地として知られており、1945年には国の天然記念物に指定されました。
標高約670mの仏具山は、登山初心者にも人気のなだらかな山。山頂から太平洋や阿武隈山地が一望できます。四時川は、いわき市と鮫川村の境にある朝日山山麓の水呑場を水源とする清流。特に新緑や紅葉の時期の景観が美しく、2002年には四時川渓谷が「行ってみたい歩いてみたい日本の百か所~遊歩百選」に選ばれました。現在は台風などの影響で閉鎖されている部分もあるので、訪れる際は事前によく状況を確認することをおすすめします。
南北の海岸沿いに海水浴場、灯台、初日スポットなどが点在
「磐城海岸県立自然公園」は、小名浜から市北部の久之浜(ひさのはま)に至る海岸一帯の自然公園。1948年に県立自然公園に指定され、1955年に追加指定がおこなわれました。見どころの一つが、久之浜にある「波立(はったち)薬師」。いわき三大薬師の一つであり、道路を挟んで目の前に広がる波立海岸は初日の出のスポットとして知られています。
波立から南に約15kmの場所にある豊間海水浴場の近くにも、初日の出の名所があります。2つの島が浮かんでいる様子が伊勢の二見ケ浦に似ていることから、「二見ケ浦」と名付けられました。
磐城海岸県立自然公園には海水浴場が点在していますが、東日本大震災以降に閉鎖となっている海水浴場もあります。遊泳はできずとも、薄磯地区の塩屋崎灯台や新舞子のクロマツ防潮林など名所がたくさんあるので、ドライブに出かけてみてはいかがでしょう。
◆いわき市勿来関文学歴史館◆
http://www.iwaki-ec.or.jp/bunreki/index.html
◆勿来県立自然公園(福島県)◆
https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/16035b/shizenhogo33.html
◆磐城海岸県立自然公園(福島県)◆
https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/16035b/shizenhogo31.html
https://www.env.go.jp/park/bandai/index.html
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