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自然公園

福島県内の自然公園(その11南湖県立自然公園・日光国立公園

 

今回は中通り南部の「南湖県立自然公園」と「日光国立公園」をご紹介します。

日本最古!松平定信公が築造した「南湖公園」

白河市の「南湖県立自然公園」は、国の史跡および名勝の「南湖公園」と、市の東方にあった「白川城跡」の2地区から成るもので、1948年に県立自然公園に指定されました。

南湖は、江戸時代の享和年間に白河藩主の松平定信公が、湿地帯だった場所に堤を造って貯水し、庭園の要素を取り入れて整備した人造湖。「士民共楽」という定信公の理念のもと、身分にかかわらずいつでもだれでも楽しめる場所として築造されたもので、日本最古の公園とされています。湖水は灌漑用水としても利用されており、2010年には農林水産省の「ため池百選」にも選定されました。

「南湖」の名は、唐の詩人・李白の詩「南湖秋水夜無煙」に由来し、小峰城の南側に位置していたことから付けられたとされています。一周約2kmの湖畔には、那須連峰や関山を背景に松・桜・楓などが植えられており、季節ごとに織りなされる風景の美しさは何とも言えません。定信公を御祭神とする「南湖神社」、名物の南湖だんごを味わえる茶屋などもあり、観光にもおすすめです。

「白川城」は、鎌倉後期から南北朝時代の頃、阿武隈川沿いの丘陵に築かれたとされています。城主は白河を拠点として南奥州を治めた白河結城氏。後に白河結城氏の衰退とともに、白川城は廃城となりました。現在は主郭、二ノ郭、鐘撞堂とされる平場、土塁や空堀などの遺構があり、2016年に国の史跡として指定されています。

 

国立公園として日本で最も古い「日光国立公園」

福島、栃木、群馬の3県にまたがる「日光国立公園」は、日本で最初の国立公園の一つとして1934年に誕生。「日光」「鬼怒川」「那須・甲子」「塩原」の4エリアから成ります。総面積は114,908haと実に広大。公園区域の大半は那須火山帯に属する山岳地で、標高2,578mの白根山をはじめ、名立たる山々が連なっています。

福島県で関連する市町村は「那須・甲子」エリアの西郷村と下郷町。日光国立公園の北端部に位置し、白河甲子高原として知られています。白河甲子高原は阿武隈川の源流地帯にあたり、深い原生林や渓谷が織りなす自然の造形美が特徴。松平定信公もこの地の自然を深く愛したと伝わっており、定信公の別荘だった「勝花亭」や、定信公の号にちなんで名付けられた渓谷「楽翁渓」などゆかりの名所も点在します。

「南湖県立自然公園」も「日光国立公園」も、松平定信公に深く縁があり、遥かな時を超えて愛され続けてきた人気の名所です。まもなく訪れる春の行楽シーズンに、ぜひ出かけてみませんか。

 

南湖県立自然公園(福島県)
https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/16035b/shizenhogo29.html

南湖公園(白河市)
https://www.city.shirakawa.fukushima.jp/page/page001742.html

日光国立公園(環境省)
https://www.env.go.jp/nature/nationalparks/list/nikko/

 

 

 

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