季節を彩る花ごよみ
季節を彩る花ごよみ(その9)…ポインセチア
コントラスト鮮やかなクリスマスフラワー
街のあちこちがクリスマスムードに覆われる12月。クリスマスの花と言えば、多くの人がポインセチアを思い浮かべるのではないでしょうか。11月から12月にかけてフラワーショップにたくさん並ぶようになり、また赤と緑の鮮やかなコントラストを持つことから、ポインセチアはクリスマスフラワーとして認識されているようです。
実は、花のように見える赤い部分は花びらではありません。これは花を守る苞(ほう)であり、その中心にある小さな黄色い部分が花なのです。
メキシコ原産のポインセチアの名は、アメリカの初代メキシコ公使・ポインセット氏に由来。植物学者でもあったポインセット氏がメキシコから帰国する際、冬場に自生していた赤と緑の植物を持ち帰りました。やがてこの植物がポインセチアと命名され、アメリカから世界的に普及していったのです。
日本には明治時代に伝わり、和名は猩々木(ショウジョウボク)と付けられました。大酒飲みで顔が赤いという架空の生き物・猩々に似ていることに由来しているそうです。
赤以外にもさまざまな色のポインセチアが
現在は品種改良によって、赤だけでなく白やピンク、黄色、紫、複色といった多彩な色のポインセチアが見られるようになりました。中には、小さめの苞が気品あるプリンセスのように愛らしく見えることから「プリンセチア」と名付けられた品種もあります。
福島県内では矢祭町での栽培が知られており、毎年開催される「オールジャパンポインセチアフェア」で受賞するなど、高い評価を受けています。
ポインセチアの、花言葉はクリスマスフラワーらしく「聖夜」「幸運を祈る」「祝福」など。また「私の心は燃えている(赤)」「思いやり/清純(ピンク)」「慕われる人/祝福を祈る(白)」など、色別の花言葉もあります。
苞の形も八重やフリルなどさまざまな種類があり、この時期の贈り物にぴったり。もちろんクリスマス気分を盛り上げてくれる華やかな鉢物ですので、ぜひご自宅のお部屋にも飾ってみてはいかがでしょう。
最後に、当社では下記の検査を行っておりますので、何なりとご用命ください。