自然公園
福島県内の自然公園(その4)…松川浦県立自然公園
万葉の時代から愛されてきた白砂青松の景勝地
相馬市の松川浦は、宇多川と小泉川の河口にできた福島県内唯一の潟湖(せきこ)として知られています。1951年、この松川浦を中心とするエリアが「松川浦県立自然公園」に指定されました。
松川浦潟湖は面積6.46㎢。海水と真水が混ざり合う低塩分の汽水湖であり、海苔やアサリの養殖が盛んにおこなわれてきました。浦内に大小いくつもの島が点在している様子が、宮城県の松島を思わせることから「小松島」と呼ばれており、日本百景の一つに挙げられています。
また古くは万葉集にもうたわれた場所であり、江戸時代には相馬中村藩の行楽地とされていました。防潮林・防風林として植栽された黒松と緩傾斜の砂浜が続く風景がみごとで、1987年には日本白砂青松百選にも選定されるなど、その自然豊かな景観は多くの人に親しまれています。
大橋、灯台、夕陽など、絵になる場所が満載
どの場所も絵になる美しさですが、特におすすめのスポットをいくつかご紹介しましょう。
まずは松川浦の浦口に架かる全長約520mの「松川浦大橋」。晴れた日はここから宮城県の金華山まで眺めることができます。ライトアップされた夜の大橋も、幻想的な趣で見ごたえあり。
鵜ノ尾岬付近の高台に立つ、白亜の「鵜ノ尾埼灯台」も人気のスポットです。灯台内部は見られませんが、灯台までの遊歩道が整備されているので散策にぴったり。
鵜ノ尾岬トンネルを南に向かって抜けると、右側に「夕陽の広場」があり、穏やかで波のない日には鏡面のような絶景が広がります。名前の通り、夕陽の時間帯がおすすめ。そこから歩いて行ける「松川浦桟橋」では松川浦の上に浮かんでいるような気分に浸れます。
もっと南に進むと見えてくるのが、潟湖と太平洋を7kmにわたって仕切る白砂青松の「大洲海岸」。1996年には、日本の渚・百選にも選ばれている美しい渚です。
ダイナミックな景色とは対照的に、静かで穏やかな松川浦の姿を楽しめるのが、岩子地区に浮かぶ「文字島」。松川浦の小島の中で最も小さく、落ち着きのある佇まいを見せています。
アクティビティ/グルメ/ショッピングスポットも充実
また松川浦は、海水浴や磯ガニ釣り体験、松川浦湾内を巡る「松川浦クルーズ」といったマリンアクティビティが充実。地元の魚貝類を炭火で焼いていただく「浜焼き」など、海の幸グルメも堪能できます。
お土産を選ぶなら、相馬の魚貝類をはじめ加工品、野菜、果物、地元のお菓子といった名産品がずらりと揃う「浜の駅 松川浦」へ。2020年にオープンした相馬復興市民市場であり、海鮮丼などを味わえる食堂も併設されています。なお、浜の駅は2025年4月に増築リニューアルオープン。販売コーナーやイートインコーナーが新設され、より魅力あふれるスポットへと進化しました。
松川浦で潮風や潮騒を存分に感じながら、心身ともにリフレッシュしてみませんか。
◆松川浦県立自然公園(相馬市 観光情報サイト)◆
https://www.city.soma.fukushima.jp/kankosite/kanko/matsukawaurakenritsushizenkoen/index.html
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