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自然公園

福島県内の自然公園(その2)奥久慈県立自然公園

久慈川流域の山岳や渓谷を中心とする県立自然公園

福島と茨城の両県で自然公園に指定されている「奥久慈県立自然公園」。福島県側は中通り南部に位置しています。八溝山を源流とする久慈川上流域から、最南端は茨城県立自然公園に隣接しており、「棚倉城跡地区」「八溝山・山本不動地区」「羽黒山・九ツ山地区」「湯岐温泉地区」「矢祭山地区」の5地区に大別されます。1948年に自然公園に指定されました。

ちなみに茨城県側も久慈川に沿った山岳や渓谷を中心とした自然公園となっており、こちらは1953年に自然公園に指定されています。

 

矢祭山全体を鮮やかに彩る5万本のツツジ

福島県側で奥久慈県立自然公園の主な利用拠点となっているのが、矢祭山公園と八溝山。

矢祭山は花崗岩から成る山であり、至るところに奇岩怪石が見られます。久慈川の清流を含めた雄大な景観は四季折々に素晴らしく、「東北の耶馬渓(※)」と呼ばれるほど見ごたえ抜群!
花や紅葉の名所でもあり、特に4月下旬から5月中旬にかけては約5万本のツツジがお出迎え。山全体を真っ赤に彩る鮮やかな光景が、訪れる人々を魅了してやみません。
さらに、山菜狩り、アユ釣り(6月上旬に解禁)、ピクニックなどいろいろな楽しみ方ができることも人気の理由です。

 

晴天時は遥かに富士山も望むことができる八溝山

修験の山、黄金の山として崇められている八溝山は、海抜1,022mの奥久慈最高峰。東に阿武隈山脈を、西に那須連峰を望み、晴天時にはなんと太平洋や富士山を望むこともできるのだとか。山頂付近には貴重なブナ林を始めとする天然林があり、学術参考林として保存されています。
八溝山には「ふれあいの森遊歩道」という遊歩道が整備されており、4月上旬から11月までは花・新緑・紅葉を眺めながらハイキングを満喫することができます。

待ちに待った行楽シーズン、ぜひ奥久慈県立自然公園に出かけてみてはいかがでしょう。

※耶馬渓(やばけい)…大分県中津市にある渓谷。奇岩が連なる絶景で知られており、日本三大奇勝・日本新三景にも選定されています。

 

奥久慈県立自然公園(福島県)◆
https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/16035b/shizenhogo30.html  

 

最後に、当社では下記の検査を行っておりますので、何なりとご用命ください。

● 食品、土壌、水などに含まれる放射能濃度を測定する放射能検査
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