水の郷百選
水の郷百選は、水環境保全の大切さを広く知らせ、水を守り、水を活かした地域づくりを推進する目的ことを目的として、水をめぐる歴史文化や水環境の保全に努め、水を活かした地域づくりに優れた成果をあげている地域を、国土庁(現・国土交通省)が1996(平成8)年に認定したものです。
福島県内では、「水と緑がきらめく未来都市 郡山(郡山市)」、「緑と水と心のふるさと(只見町)」、「伝えよう きらめくながれと かがやく心-源流の里-にしごう(西郷村)」の三箇所が選ばれています。
「水と緑がきらめく未来都市 郡山」は、今も農業用水や都市用水等を供給する安積疏水を始め、環境フォーラム、水生生物による水質調査、「環境保全基金」「水と緑のまちづくり基金」を活用した水環境保全活動、住民参加によるさくらづつみの保全や環境美化などの水辺環境づくりが、評価されました。
郡山市の発展の礎となったのは、明治時代の初期に行われた「安積疏水」の開さくと、「安積開拓」による水と緑の創造事業でした。先人の開拓者精神は、今なお市民に受け継がれ、水と緑によって発展した風土的・歴史的特質を活かし、「ゆとり」と「うるおい」がある魅力あふれるまちづくりを進めています。
只見町の「緑と水と心のふるさと」は、5つのダムのあるクリーンエネルギーの供給基地であること、ブナに代表される世界遺産級の大自然に抱かれていること、ダムの湖面や景観を活かしたまちづくりが、評価されました。
只見町は、全国屈指の豪雪地帯であり、豊富な雪解け水を電力の源をする数々のダム式発電所が只見川につくられ、クリーンエネルギーの供給基地としての役割を担ってきました。また、町の面積の94%を森林が占め、特にブナ林は、規模や原始性において国内第一級といわれています。人造湖の只見湖では、湖岸を活用したマラソン、ハイキング、釣り大会等のイベントが盛んに行われています
西郷村の「伝えよう きらめくながれと かがやく心-源流の里-にしごう」は、生態系の保全への取り組みや、大自然を活用したまちづくり、源流の里として清らかな流れを後世に伝えるための活動が、評価されました。
西郷村は、阿武隈川とその支流を含む7本の河川が貫流する水に恵まれた地域です。湿原に自生する貴重なミズバショウを、ボランティアにより保護するなど、自然環境の保全に力を入れています。また、自然景観を活かしたまちづくりとして、阿武隈川源流に沿った西の郷遊歩道や新甲子遊歩道、堀川親水公園などを整備しています。源流の里として清らかな流れを後世に伝えるために、ボランティア活動による水棲生物調査を通した河川汚染度の監視や、子どもたちによるイワナ、ヤマメの稚魚の放流などが行われています。
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