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春一番

風の名前(その11)…「春一番」

立春を過ぎて初めて吹く南よりの強い風を春一番と呼びます。気象用語としての「春一番」は、「立春(2月4日頃)から春分(3月21日頃)までの間に、日本海で低気圧が発達して、広い範囲で初めて吹く、暖かく(前日より気温が上昇)、風速8m/s以上の南よりの風」と気象庁が定義しています(ただし、「九州北部では風速7m/s以上」など、条件は地域により多少異なります)。テレビ等の気象情報で「春一番が吹いた」と発表されるのは、この条件を満たした場合です。

「春一番」は、「春を呼ぶ強風」として注意を促すために、日本海や玄界灘などの沿岸の漁民たちの間で、古くから使われていた生活用語と思われていますが、気象用語としては比較的新しいことばです。昭和40年代中頃に気象用語として「春一番」の定義を定め、気象情報として発表するようになったのは、昭和50年代に入ってからとのことです。

ただし、北海道と東北地方、沖縄では、「春一番」は発表されません。

ただし、北海道と東北地方、沖縄では、「春一番」は発表されません。

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