きく・ラボ!

自然公園

福島県内の自然公園(その5)大川羽鳥県立自然公園

見る人を圧倒!百万年の月日を物語る奇岩「塔のへつり」

会津地方から天栄村まで広がる「大川羽鳥県立自然公園」。奇岩・絶壁・急流が勇壮な景色を織りなす「大川渓谷地区」、堤高31mという全国屈指の規模を誇るアースダムを中心とした「羽鳥湖地区」、羽鳥湖付近を水源とする「鶴沼川流域」の3地区から成り、約164㎢と県内最大の面積を誇る自然公園です。1953年に指定されました。

大川は阿賀川の上流にあたる川筋。四季折々の渓谷美に、思わず魅了されます。特に見ごたえがあるのが、下郷町にある「塔のへつり」。へつりとは会津地方の方言で、川に迫った険しい断崖のこと。

百万年もの永い歳月をかけて侵食された搭のような奇岩が、全長200mにわたって並んでいます。大川ライン最大の景勝地であり、1943年には国の天然記念物に指定されました。岩にはそれぞれ、護摩塔岩や九輪塔岩、櫓塔岩などと名前が付けられています。対岸から見るダイナミックで勇壮な景観を満喫したら、ぜひ吊り橋を渡って自然の驚異を間近で感じてみてはいかがでしょう。

「羽鳥湖」周辺は温泉やレジャーも楽しめる一大リゾート地

天栄村の羽鳥湖は標高600m地点にある、周囲16km、最大水深31.2m、総貯水量2700万㎥の人造湖。水不足に悩む矢吹ケ原一帯のかんがい用、および発電用として造られたもので、2005年にはダム湖百選の一つに選ばれました。

周辺の広葉樹天然林が豊かな景観を見せているほか、湖から布引山に続く鎌房山一帯ではサイクリングロードやオートキャンプ場、ゴルフ場などが整備されており、リゾートエリアとしての評価が高まっています。

鶴沼川はその上流にあたる羽鳥湖周辺から西へ流れ、岩瀬湯本温泉を通過して下郷町で大川に合流。そこから会津盆地を流れ、やがて新潟の阿賀野川を経て日本海にそそぎます。渓谷美もさることながら、フライフィッシングフィールドとして県内でも屈指の人気を誇る場所なので、夏のレジャーにもおすすめです。

川や湖を中心とした自然公園は、暑い季節の行楽にぴったり。安全に留意して、涼しいサマーバケーションを思う存分お楽しみください。

 

大川羽鳥県立自然公園(福島県)
https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/16035b/shizenhogo35.html

下郷町観光協会(塔のへつり)
https://shimogo.jp/

天栄村観光協会(羽鳥湖)
https://www.ten-ei.net/

 

最後に、当社では下記の検査を行っておりますので、何なりとご用命ください。

● 食品、土壌、水などに含まれる放射能濃度を測定する放射能検査
 しくはこちらから