自然公園
福島県内の自然公園(その8)…霞ケ城県立自然公園
戊辰の激戦を伝える名城。絢爛豪華な菊人形の祭典も
「霞ケ城(かすみがじょう)県立自然公園」は、二本松市のシンボルとも言える「二本松城(霞ヶ城)跡」を中心とした一帯、および二本松市の中心部から東方約3kmの場所に広がる「安達ヶ原」一帯からなる自然公園。
二本松城は、1643年に入封した二本松藩主・丹羽光重公により、10年の歳月をかけて近世城郭として整備されました。幕末の戊辰戦争では激戦地となり、二本松少年隊の戦死など多くの悲話とともに落城。その後、1982年に箕輪門が復元され、1990年代には本丸の修復・復元がおこなわれました。2007年には「二本松城跡」が国の史跡に指定されています。
桜の名所として知られる霞ヶ城ですが、この季節の霞ヶ城と言えば菊の花。二本松には藩政時代から菊の愛好者が多く、昭和初期から菊人形が街なかに飾られていたといいます。その後、昭和30(1955)年から趣向を変え、大規模な菊の祭典が開催されるようになりました。
現在は「二本松の菊人形」として、毎年10月中旬~11月中旬に霞ヶ城公園で開催。あでやかな菊の花と庭園を彩る紅葉のコラボレーションが実に絢爛豪華で、見ごたえ抜群!日本最大級の菊の祭典として、多くの人々を魅了し続けています。
※「二本松の菊人形」…2025年は11月18日まで開催中。
芸能や文学で知られる「安達ケ原の鬼婆伝説」の里
鬼婆伝説で知られる二本松市の「安達ケ原」は、能や歌舞伎といった古典芸能の演目であり、さまざまな文学作品の題材にもなっています。
安達が原には鬼婆の墓とされる「黒塚」や、鬼婆の住処だったという岩屋などが残る「観世寺」をはじめ、鬼婆伝説にまつわるスポットが充実。また約23,000坪もの広大な敷地を持つ「安達ケ原ふるさと村」もおすすめです。村内には、武家屋敷や農村生活館、農特産売店、工芸体験コーナー、屋内・屋外の遊具施設などがあり、一日中過ごしても飽きません。
恐ろしくもどこか悲哀漂う鬼婆伝説が残る地ですが、現代では子どもから高齢者までのびのびと楽しめるテーマパークとなっていますので、ぜひ秋の行楽シーズンに遊びに行ってみませんか。
◆霞ヶ城県立自然公園(福島県)◆
https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/16035b/shizenhogo28.html
◆国史跡 二本松城/霞ヶ城◆
https://www.nihonmatsu-kanko.jp/?p=672
◆安達ケ原ふるさと村◆
https://www.michinoeki-adachi.jp/furusato/
最後に、当社では下記の検査を行っておりますので、何なりとご用命ください。
● 食品、土壌、水などに含まれる放射能濃度を測定する放射能検査
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