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秋の訪れを告げる自然現象

周囲の環境と、そこに暮らす生物や植物には、密接なかかわりがあります。ここでは、環境の変化の指標となる植物や動物、自然現象を紹介します。

福島市の磐梯吾妻スカイラインの浄土平湿原では、高山植物のエゾリンドウやエゾオヤマリンドウが、8月下旬から9月上旬にかけて、見ごろを迎えます。エゾリンドウ、エゾオヤマリンドウは、「最後に咲く花」といわれることもあるように、これらの花の時季が終わると、周辺の山々は紅葉の季節を迎えます。まさに秋の訪れを告げる花です。

エゾリンドウ(蝦夷竜胆)、日本原産のリンドウ科リンドウ属の多年草です。北海道から本州近畿以北にかけて分布し、山地の湿地帯に分布しています。エゾリンドウは花付きが良く、花屋で売られているリンドウ(園芸種)の多くは、エゾリンドウの栽培種です。
エゾオヤマリンドウは、エゾリンドウの高山型で、亜高山から高山の日当たりの良い草地に生えますが、花付きはあまり良くありません。上部だけでなく葉の脇にも花をつけるものがエゾリンドウで、茎の上部にのみ花がつくのがエゾオヤマリンドウです。

標高約1,600メートルの浄土平湿原は、市街地より気温が10度前後低いのが常で、一足早く、秋がやってきます。福島の秋の見所の一つ「磐梯吾妻スカイラインの紅葉」を楽んでいりと、そのうちに市街地にも秋が訪れます。

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