平成の名水百選
全国各地にある湧水、河川(用水)、地下水などの中から、「名水」とされる100箇所を選んで、環境省が選定したのが「名水百選」です。その中で、昭和60(1985)年(当時は環境庁)に選ばれた100箇所を「昭和の名水百選」と呼び、平成20(2008)年に新たに選ばれた100箇所を「平成の名水百選」と呼んでいます。
福島県内にある名水で、平成の百選に入ったのは、荒川(福島市)、栂峰渓流水(つがみね‐けいりゅうすい)(喜多方市)、右近清水(相馬郡新地町)の3箇所です。
荒川は、吾妻連峰高山の鳥子平に源流を発し、周辺の山々を水源とする西鴉川、東鴉川、塩ノ川、須川等の流入を受けながら、福島県庁の近くで阿武隈川と合流します。国土交通省の調査による「水質が最も良好な河川」に7年連続で選ばれた清流と呼ぶに相応しい河川です。河鹿や岩魚、鮎などの魚が生息し、秋には鮭が遡上します。また、福島市西部の農業用水の供給源となっています。
栂峰渓流水は、飯豊連峰に連なる栂峰を水源としています。栂峰には、「自然の水瓶」といわれるブナの森林が広がり、そこから豊富な水が流れ出てきます。この水は、喜多方市の上水道の水源として、また水田の灌漑用水として利用されています。地元の特産品の米や酒、そして喜多方ラーメンづくりに欠かせない「名水」です。さらに、水力発電にも活用され、昭和40年代初期(1960年代)からは冬季間に、主要道路の消雪用としても使われています。
右近清水は、相馬郡新地町のほぼ中心にある菅ノ沢溜池のほとりにあります。この清水は、伊達右近という人が好んで飲んでいたことから、その名前をとって命名されました。右近は、伊達政宗の孫に当り、宮城県亘理から新地に移り住み、田畑の開墾や植林に尽くしました。周辺には、東屋が設置され、また、ツツジやサツキの植樹、遊歩道の整備などが行われ、地元の人々や観光客等が多く訪れます。
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