台風
風の名前(その5)……「台風」
熱帯の海上で発生する低気圧を「熱帯低気圧」と呼び、このうち北西太平洋または南シナ海に存在し、なおかつ低気圧域内の最大風速が17m/s(風力8相当)以上のものを、台風と呼ぶと定義されています。
日本では古くは、野の草を吹いて分ける激しい風を、野分(のわき、のわけ)と呼んでいました。『枕草子』『源氏物語』などにもこの言葉が登場します。江戸時代には、中国にならって「颶風(ぐふう)」と言っていました。現在の日本で使われる「台風」は、明治時代に、英語の「タイフーン」に「颱風」という漢字を当てたものです。その後、「颱」が「台」に書き換えられました。
ところで、英語の「typhoon」の方は、もともとは中国語の「大風(tai fung)」から借用したという説があります。

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